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山陰の旅Ⅳ

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さていよいよ、今回の旅のメイン”足立美術館”です。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
”どじょうすくい”の踊りで有名な、安来市にある私設美術館です。
米国の庭園専門誌のランキングで、ここ数年トップの座にある日本庭園と
(第2位は桂離宮です)
横山大観を代表する日本画や、北大路魯山人などの陶芸を見ることができます。
その庭を一度見てみたい、と以前から思ってました。


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美術館に入ると、その庭園のすばらしさに圧倒されます。
この日は、しとしと雨が降っていましたが、
その雨で岩石が黒く輝き、遠くの山々に霧雲がかかり、まさに枯山水の世界!
かえって好都合なのでした。


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館内の窓から切りとった景色に、皆ためいきです。
毎朝、全員で手入れするという、広大な庭園(13,000坪)ですが、
これが、個人の美術館とは思えません。
創設者が92歳で亡くなるまで、庭作りに情熱をそそいだ結晶ですね。


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室内の掛け軸や屏風が、一枚の自然の絵画のように見える工夫もありました。


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全体は、苔庭・白砂青松庭・枯山水庭などの6種の庭から、構成されています。
やはりうわさどうりの、とても素晴らしい日本庭園でした。
四季それぞれの美しさを、ぜひ鑑賞してみたいものです。
もちろん館内の展示でも、日本的文化に触れることができました。


しつこく、連続して”山陰の旅”報告をしてしまいました。
島根県は初めて訪れた地でしたが、
歴史と自然に満ち、落ちついた品の良い処でした。
そこで暮らす人々も、温かい人柄の持ち主ばかりだそうです。
3日間の、いい旅でした。

by kero0131 | 2006-09-14 23:12 |
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