静岡県にある「ねむの木村」に行ってきました。
目的の「ねむの木こども美術館・どんぐり」は、こんな処に、というような山の中に建ってました。 名前のとおり、どんぐりのようなユニークな建物が、自然の中から生えているようです。 美術館へは、一度建物から外に出て、ぐるっと小道をまわってから再び中に入ります。 だから、振りかえると建物の違う顔をみることができます。 外壁には、子供達が一人一人描いた麦の穂が。 うまく描けなかった子が塗りたくった絵も、そのまま生かされています。 さあ、入り口です。 ドアを開けると、柔らかな光と真っ白な空間に、子供達の純粋な絵がいきいきと飾ってありました。 無心にひたむきに描かれた、その感性にいつも驚かされます。 丸みのある、とても明るく優しい館内でした。 この建物は、藤森照信さんの設計です。 なだらかな地形を生かして、建物がまるで斜面から出てきたような感じでした。 そしてニラハウスやタンポポハウスのように、やっぱり屋根には植物が生えていました♪ 小さな美術館ですが、自由で伸びやかな子供の夢があふれているようでした。 外は大雨。 「森の喫茶店」で、ちょっとひと休み。 ゆずジュースが美味しく、静かなテータイムでした。 宮城まり子さんのパートナーだった「吉行淳之介文学館」にも寄りました。 この人の本を読んだことはありませんが、素敵な作家だったのですね。 こちらは雨が似合う、落ちついた和風の建物でした。
by kero0131
| 2009-10-04 23:01
| 旅
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