すぐ近くに住んでいるのに、中に入ることが無かったキャンパス。
友人に誘われて、建物関連の公開講座に参加してきました。 羽仁夫妻が大正時代に創設した自由学園は、年々生徒数が増加して目白キャンパスが手狭になり、 その移転先になったのが、この南沢キャンパスです。 緑深い3万坪の敷地には、建築家「遠藤新」が設計した昭和初期の建物が、ゆったりと点在していました。 これは、象徴的な女子部の「食堂棟」。 ”食べることは生きる中心”という考えのもと、校舎の中心に位置づけています。 目白の「明日館」に通じるものがありますね。 先生とともに生徒が食事を作り、ここで食べるそうです。 これは女子部の「講堂」。 女学校から始まった学校のためか、女子部の建物は立派な気がしました。 初等部の建物は昔ながらの風情。 都内唯一の木造校舎だそうです。 男子部の「体育館」は平屋根に見えますが、切妻屋根だとか。 体育館の両側にある「校舎」は、建てられた当時、鳥小屋か!と言われたそうです。 土曜日なので、生徒たちの様子もかいま見ることができました。 学問だけではなく、校舎の手入れや農作業・養豚・食事作り・植林・・・ なんでも自分たちでやっているそうです。生きていく基盤づくりの場でもあるのですね。 そうそう、予鈴や合図も生徒が鈴をふっていました。 女子部の「体操館」と、みんなが使う「図書館」です。 構内は広大な公園のようですが、すべて生徒が手入れしています。 今回初めて敷地内に入り、こんなに広くて緑深かったのか!と驚きました。 この地は約4500年前の縄文時代の集落跡で、多くの竪穴住居跡や土器が発見されるとか。 歩けるほどの近さなのに、知らないことばかりでした。 建物も安価な米マツ材や大谷石を使っていますが、どれも風格があり歴史を感じました。 私はクリスチャンではないのですが、共感できる教育の場でした。 今度は、バザーに行ってみたいものです。 こちらが、重要文化財になっている目白にある「明日館」。 遠藤新がフランク・ロイド・ライトとともに設計した建物です。 (以前撮った写真です。) 最近、みゆきと聖子の化粧品CMにも使われていますね。 初夏に向けて、寄せ植えに使った「ナスタチューム」。 そのビビットな存在感が、元気をくれる。
by kero0131
| 2009-05-17 00:09
| 建物
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